京都三条会商店街は、堀川三条から千本三条までの老舗商店街です。

大正3年に72店舗で発足し、地域の発展と共に一軒また一軒と商店が増え、今では、昔ながらの商店や町家を改装したカフェ、雑貨屋、美容院など約190店舗が軒を連ねており、“なんでも揃う三条会”として地元の方々に愛される商店街に発展しました。

商店街周辺には、二条城、神泉苑、二条陣屋、武信稲荷神社などの観光名所があり、買い物の他にも散策ルートとしても適している商店街です。

また、商店街の中には祇園祭発祥の八坂神社又旅社もあり、祇園祭後祭の還幸祭では、神輿が社に立ち寄り奉饌祭が行われるほか、期間中には「オハケ清祓い式」や「千団子お授け」などの行事も行われています。

そして、京都三条会商店街といえば、西日本最大規模と言われる全長約800ｍのアーケード！

初代は1964年（昭和39年）に建設されていて、2代目となる現在のアーケードは、1979年（昭和54年）に当時の最新技術を導入して建造されたそうです。

このアーケードのおかげで、京都三条会商店街は、「365日晴れの街」と称され、買い物客に親しまれています。併せて、商店街には摩擦係数を高くする特殊加工が施された道路が敷かれていて、雨天の日でも滑りにくくなっています。

また、路面には交差点の形状や自転車の走行方向がペイントされている等事故防止に配意した工夫も凝らされています。

過去には、この商店街の雨天でも走れる環境を利用して、マラソン競技金メダリストの「野口みずき」選手が雨天時に早朝練習をされていたそうです。

この商店街では、リボンスタンプや季節ごとのイベントなど、常に買い物客を引きつける魅力を発信されていて、毎年恒例の7月第一土曜日に行われる七夕夜市は、市内商店街の中で1番に開催される夏の到来を告げる行事となっています。

この他にも昨年（令和3年）9月には、このリボンスタンプ加盟店のご協力により、反射材を普及する「中京セーフティわんこ大作戦」が催される等各種交通安全啓発活動にもご協力いただいています。

安全安心に配意する商店街の人々と設備の中で、気持ちよく買い物などが楽しめる商店街、それが京都三条会商店街です。皆さんも一度、立ち寄ってみられてはいかがでしょうか。